ほんとは来週にSurface Laptopの発売を控えて、買うつもりなかったんですけどね…。

 というわけで、久しぶり(ここのブログでは初めて)のパソコン評価記事。いつものように、ドラクエ10向けのブログで載せる以上、ドラクエベンチマークが基準の話で書きますよ。

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 今ではSIMフリースマホでだいぶ知名度がついてきたファーウェイさん。わたしもP8 MAXからP9、Mate 9と愛用させてもらってますけど(さすがに最新のP10・P10 Plusは悩んだ挙句遠慮しましたw)、すっかり高性能なほうでも覚えてもらえるようになった中国のメーカーさんですけど。
 もともと、スマホでの本格的な日本進出にあたり、日本向けに高性能かつデザイン性の高い機種を重点的に投入する方針とのことで、その流れの中でタブレットも出していたのですけど、今回が初のクラムシェル型、いわゆる普通のノートPCを日本市場に投入してきたわけです。

 さすがに市場は研究しているようで、日本向け製品としてしっかり日本語キーボードを入れてきてますし、また最近のトレンドである超狭額縁ディスプレイも入れています。
 わたしが入手したのは上位モデルでCore i7-7500Uが載ってるもので、上位モデルは金色のみ。下位モデルはCore i5-7200Uで、濃いグレーとメタリックピンクが選べます。というかこの配色自体、どこかのメーカーの12インチノート(あえて名前出しません)を意識したとしか言えない感じですけど、あちらは同じCore i5/i7でもYプロセッサ(最大の消費電力が少ない代わりに性能もやや落ちる)で、ファーウェイのほうはUプロセッサ(最近のノートPCでは主流のプロセッサで性能高い分発熱も大きい)を積んでいるという違いがあります。
 上位モデルはOfficeなしで税込だいたい18万円台後半、下位モデルは同15万円台後半が一般的な値段のようです(最安値はこれより1~2万安いです)。Officeありモデルは3万ほど高いです。上位と下位の差は、プロセッサとあとストレージ(上位512GB・下位256GBのSSD)の違いで、3万ほどの差ならSSDの差で上位のほうがおすすめできます。メモリは共通で8GB。
 ディスプレイは13型のタッチパネルで発色も良く、2160x1440というやや高解像度かつ3:2のディスプレイを持っています。3:2というのはSurface Proなどと同じですけど、クラムシェルタイプはまだ16:9や16:10が多く、やや縦に長い3:2というのはまだ珍しいです。動画鑑賞なら16:9のほうが没入感出てきますけど、オフィスソフトやブラウジングなどでパソコンを使う場合は縦に広いほうが扱いやすいですので、そこも選ぶポイントになってくると思います。

 参考までに、20日発売のSurface Laptopのスペックも書いておくと、Core i7-7200U、メモリ8GB(上位)か4GB(下位)、ディスプレイは13.5インチの2256x1504(3:2)、ストレージが256GBか128GBのSSD、Office標準添付、OSがWindows 10 S。詳しくは、またいずれ話す機会があると思いますので割愛しますけど、Surface Laptop上位とMateBook X下位がかなり近いスペックながら、値段がOffice分くらい安かったりしまして、正直言うとSurface Laptopのほうがお買い得感はあります。
 ちなみにこれ買う前に店頭で先行展示のSurface Laptopも触ってきてます。とてもいい感触でしたので、誰にでもおすすめできる製品になっていると思います。ただ、買うなら年内を強くおすすめします(この理由もまた後日)。

 そんな中でMateBook Xを選ぶ要素というと、性能の高さ(Core i7とかSSDの量とか)やデザイン性の高さ(とにかく薄いです)といったあたりになってきます。
 そしてMateBook Xを語る上で絶対に避けられないのが「ファンレス仕様」という点なんですね。Yプロセッサでもファンレス機種はそう多くないという現状で、「7500Uでファンレス」とは相当な冒険だと思います。実際、店頭で本体触ったときも「やけどしそうなくらいの底面の熱」(おそらく50度近いくらい)を持ってましたけど、なにぶんこの週末は暑かったですし、店頭の製品は朝からデモ画面をエンドレスで流していますから、普通の使用状況とは異なるわけです。ただ、サーマルリング(プロセッサが熱を持ちすぎて自己制御で処理速度を落とすこと)は割とすぐ発生しそう、という感触でしたし、あと出先とかでひざ上タイプする時は低温やけどに注意が必要そうです。

 というわけで先におことわりしておきますけど、MateBook X、長時間立ち上げたままでずっと負荷をかけ続けるような処理にはおすすめできません。ですからはっきり言いますけど、一度起動したら数時間単位で負荷がかかり続けるオンラインゲームには間違っても向きません。正直わたしも「人柱」くらいのつもりですw
 一方で、実際に使ってみると、まあとにかく起動が速い。電源ボタン部に指紋認証機能がありますし、ログイン認証かけていても恐ろしく「使えるまでが速い」です。これだけ速いと、思い立った時に立ち上げて作業することが億劫でなくなります。これって地味にオンゲでもありがたいことで、サッと立ち上げてすぐログインできて、というのは出先で遊ぶときには大変ありがたいです。
 別のところでも書いてますけど、わたしはGPD Winのようなゲーム向けWindowsマシンも持って使ってますけど、携帯性は高いのですけど性能が厳しいです。ドラクエのプレイには何とかなるレベルですけど、起動してログインしてというのにやはり時間がかかりますし、水やりとかなら問題なくても、これでコインボス行くとかはしんどいです。

 という感じで、使いどころは選びますけど、とりあえずベンチマークは回してみましたので載せておきます。

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 本体サイズはほぼ12型クラス。13型ディスプレイですけど、12.9インチiPadと比べても明らかに一回り小さいです。重さも1キロほどですし、キーボードも癖のない配列で打ちやすいです。わたしのように、ドラクエを「コミュニケーションツール」として使っている人には、キーボードの打ちやすさも大事な性能です。
 なお、ベンチマーク取るにあたり、発熱で途中止まることを恐れましたので、最初から底面に金属製の熱拡散パネルを置いています。ですので、机の上とかよりは条件がいいですので念のため。

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 で、ベンチマーク(1280x720標準)はおおよそ8000ちょっと。同じ7500Uの普通のノートだとおおよそ10000~12000くらい出るので、やはりそれと比べると落ちます。ドラクエのベンチマークは後半に重い処理が続くので、後半にさしかかったあたりで明らかに引っかかりが出てきてました。おそらく発熱なんじゃないかなと思います。
 とはいえ、8000台が出ていれば実用上問題ないのはたしかです。事前に熱対策している点を差し引いても、思ったよりはいけるんじゃないかと思いました…けど、プログラム本体入れるかどうかはもう少し考えます。

 というのも。ドラクエするにあたって引っかかる点は他にもあります。液晶が3:2なのでどうしても上下に表示しきれない領域が出てしまうこと(さすがにこの性能でフル解像度で出すのは厳しいです)、外部接続端子がUSB Type-Cが2つだけ(うち1つ電源兼用)なので外付けコントローラーをつなぎづらいこと、などいくつか引っかかる点があるんですね。
 そんなところも意識しながら検討してもらえればいいと思いますけど、Surface Proのような立てかけるタイプが使いづらい人には有力な選択肢のひとつになると思います。まあゲームには向いてるとは言い難いですけど、使い方次第ではなかなか面白いと思います。